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勝間vs香山…結局、自分で見つける「幸せ」(産経新聞)

【風・女の生き方】(12完)

 4月下旬に誕生日を迎え、29歳になった。筆者自身も、連載を通じて、将来についていろいろと思いをめぐらせたが、一通のメールに、心を見透かされたようでドキリとした。

 《勝間さんでも香山さんでも、どちらでもいいと思うのです。問題は『自分で自分の幸せが分からない』ということです。昔と比べて女性の選択肢が増えたことで、かえって迷っているのかもしれません》

 作業療法士の女性の意見。仕事も結婚も出産も経験するように説く経済評論家、勝間和代氏の“カツマー派”と、仕事も結婚も出産もない人生もありという精神科医、香山リカ氏の“カヤマー派”という分類に一石を投じる内容だった。

 この女性は、情報が氾濫(はんらん)する今の世の中で、自分と向き合い、自分の生き方を定める難しさを訴えていた。「自由であるが故に悩みも多い」という問いかけだ。

 58歳の女性も《行き先を間違えた努力では自分の幸せには到達しない。“勝間派”“香山派”どちらも一長一短です》と、論争から距離を置いていた。33歳の女性は《仕事をやらねばならないときは勝間式、子育てなどで何かを手放さないといけないときは香山式》というように、状況に応じて使い分けているという。

 「女の生き方」をテーマにしてきた「風」。たくさんの声をいただいたが、今回で最終回としたい。日々の投稿からは、特定のスタイルにこだわらず「自分らしい生き方」を模索している女性が実に多いということを実感させられた。

 お便りの中には《こういった記事は腹が立ちます》(52歳女性)というような内容のものがいくつかあったことも最後に記しておきたい。《他人の生き方に賛同するのはおかしい。人の生き方は存在する人の数だけある》という意見にも、うなずける部分がある。

 幸せは結局、自分自身で見つけるもの。筆者もこの連載に携わった経験を糧に、前向きに人生を歩いていきたい。(佳)

 次回の「風」のテーマは「新型インフルエンザ1年」です。昨年5月に関西の高校で集団感染が確認されたのを機に、マスクが街中から消えるなど一時はパニック状態に。あれから1年。一連の“インフル騒動”について、皆さんのご意見をお待ちしています。

Eメール Kaze@sankei.co.jp FAX 06-6633-1940 郵送 〒556-8661(住所不要)産経新聞社会部「風」 お便りには、ご自身の電話番号、年齢を明記してください

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